家事も育児も仕事も大切。
でも、本当は自分のためにだって時間を使いたい。
そう思っているけど、朝から夜まで必死に動き回る毎日。
気づけば自分のことはいつも後回しになっている。
「もっとラクに毎日を回す方法ってないのかな?」
そんな思いから、
鈴木尚子さんの『私が変わる、家族が変わる時間術』を手に取りました。
私自身も、時間の使い方を見直したくて、
時間管理について学んでいた時期でした。
「時間を上手に使える人って、
どんな工夫や仕組みを作っているんだろう?」
そんな興味から読み始めた一冊です。
ところが、この本が教えてくれたのは、
効率よく時間を使うテクニックだけではありませんでした。
今回は、
この本を読んで私自身の時間との向き合い方がどう変わったのか、
実際に取り入れたいと思った考え方とあわせてご紹介します。
▶今回読んだ本はこちら
『私が変わる、家族が変わる時間術』を一言でいうと

この本は、
「自分ひとりで頑張って時間をつくるのではなく、
家族と一緒に暮らしの仕組みを整えて、心地よい毎日をつくるための本」です。
家事を効率よくこなすテクニックだけではなく、
「主婦が一人で頑張る時間管理」から「家族みんなで支え合う時間管理」へ。
そんな考え方を教えてくれる一冊でした。
本の概要と著者について

著者の鈴木尚子さんは、
ライフオーガナイザーとして、
片づけや時間の使い方、暮らしを整える方法を発信している方です。
本書で紹介されているのは、
単なる時短テクニックではありません。
家事や育児、仕事をすべて一人で抱え込むのではなく、
家族みんなが自然と動ける「仕組み」をつくり、
心地よく暮らせる毎日を目指す考え方が、
一冊を通して語られています。
収納や家事動線、家族との役割分担、時間の使い方など、
毎日の暮らしに取り入れやすい工夫が具体例とともに紹介されているので、
「何から始めればいいんだろう?」
という人でも実践しやすい内容です。
『もっと頑張らなきゃ』と思っていた私に、
『一人で頑張り続けなくても大丈夫』と、優しく教えてくれた一冊でした。
この本を読んだ感想|「時間がない」の本当の原因に気づいた
この本を読むまでの私は、
「もっと効率よく動けるようになれたら、きっと時間に余裕ができる。」
そう思い込んでいました。
だから、家事を少しでも早く終わらせる方法を探したり、
効率を上げるための参考本を読んだり、
あーでもない、こーでもないと試行錯誤していたんです。
でも、この本を読んで気づいたのは、
時間がない原因は、効率が悪いからでも、
私の頑張りが足りないからでもありませんでした。
むしろ、
「私がやったほうが早い。」
「私さえ頑張れば家族は困らない。」
そんな考えが、
知らないうちに家事も育児も私一人に集まってしまう暮らしをつくっていたのかもしれません。
この本が教えてくれたのは、
もっと早く動く方法ではなく、
「家族みんなが自然に動ける仕組みをつくること」でした。
その考え方に触れたことで、
「もっと頑張らなきゃ」と力を入れるより、
「家族みんなで手分けすればよかったんだ。」
それが今回私にとっての一番大きな気づきでした。
この本を読んで、私が変えた3つのこと
この本を読んで気づいたのは、
時間を増やすために必要なのは、
もっと頑張ることではなく、
毎日の暮らしとの向き合い方を少し変えることでした。
考え方を少し変えたり、
今まで当たり前だと思っていたことを見直したり。
そんな小さな変化の積み重ねが、
暮らしにも心にも少しずつ余裕をつくってくれるのだと感じました。
ここでは、この本を読んで私自身が実際に意識するようになった3つのことをご紹介します。

①「私がやったほうが早い」を手放すようになった
この本を読んで、一番心に刺さったのは、
「家事は一人で頑張るものではなく、家族みんなで回していくもの」
という考え方でした。
以前の私は、
「私がやったほうが早い。」
そう思って、
家事も育児もできるだけ一人で済ませようとしていました。
夫にお願いするより、
自分でやったほうが早い。
娘に手伝ってもらうより、
自分で終わらせたほうがスムーズ。
手伝ってもらうために、1から手順を説明しないといけないし、
できなかった時にやり直さないといけない。
そうなると面倒だし、忙しい時は極力無駄に時間を使いたくないと思ってしまうので、
結局自分でやってしまおう…と行きつくのです。
でも、そんな毎日を続けていたら、
気づけば「家のことは全部私がやるのが当たり前」になっていたんです。
でも、この本を読んでからは、
「早く終わらせること」よりも、
「家族みんなで暮らしを回せること」のほうが大切なのかもしれないと思うようになりました。
もちろん、今でも私がやったほうが早い場面はたくさんあります。
それでも、最初はやりかたを教えるのに手間がかかるとしても、
長い目で見ると、簡単なことくらいはやってもらった方が、もちろん助かります。
「これ、お手伝いお願いしてもいい?」
と声をかけたり、
娘にできそうなことを少しずつ任せてみたり。
そんな小さな積み重ねを始めたことで、
「全部私がやらなきゃ。」
という気持ちが少しずつ軽くなっていきました。
食べ終わった食器をシンクまで運んで、水につけておいたり、
脱いだ靴下を洗濯機のところまで持って行ったり、
靴を脱いだら、きちんと靴箱に入れたり。
まずは、「これくらいならお願いしやすいかな」
と思える小さなことから始めました。
一人で頑張り続けるより、
家族みんなで少しずつ支え合う。
そんな暮らしのほうが、
結果的に私自身も笑顔で過ごせるのだと感じています。
👉 一人で抱え込まない時間の使い方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
【余裕がない毎日に疲れた主婦へ】
②時間を増やすより、「やらないこと」を決めるようになった

この本を読んでから、
時間をつくるためには、予定を詰め込むことよりも、
「何をやらないか」を決めることが大切なんだ
と思うようになりました。
以前の私は、
やりたいことも、
やらなきゃいけないことも、
全部同じように大事だと思っていました。
だから、
家事も、
仕事も、
ブログも、
資格の勉強も、
家族との時間も。
全部ちゃんとやろうとして、
いつも時間が足りなくなっていたんです。
でも、この本では、
やることを上の図解のように4つに分類して
整理して考える方法が紹介されていました。
私はこの考え方を取り入れてから、
「これは本当に私がやりたいことだから残そう。」
「これは今やっておいたほうがいいな。」
「これは誰かに頼ろう。」
「できないんだから頑張らず潔くあきらめよう」
そんなふうに、
一度立ち止まって考えられるようになりました。
また、何をやらないかを決めておくと、
やりたいことに時間を回せます。
例えば、スマホやテレビをダラダラ見たり、
完璧を目指しすぎる掃除など。
全部を頑張ろうとするより、
大切なものを選ぶ。
そのほうが、心にも時間にも余裕が生まれることを実感しています。
👉 私自身が実践している「やらないこと」の決め方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
【やらないことリストで自分時間をつくる方法】
③笑顔をバロメーターにするようになった
この本を読んでから、
時間の使い方を見直すときに、一つの基準ができました。
それは、
「家族みんなが笑顔で過ごせているかな?」
ということです。
以前の私は、
「今日の家事は全部終わったかな?」
「やるべきことちゃんとこなせたっけ?」
そんなふうに、
できたこと・できなかったことばかりを気にしていました。
だから、予定どおりに進まない日があると、
「もっと頑張らなきゃ。」
と、自分を追い込んで苦しくなってしまうことも少なくありませんでした。
でも、この本を読んでからは、
家事が完璧に終わることよりも、
私自身が笑顔でいられること。
そして、
家族が気持ちよく過ごせていること。
そのほうが、
ずっと大切なのかもしれないと思えるようになりました。
仕事が残業になってしまった日には、
不機嫌で疲れた顔をして夕ご飯を作るよりは、
スーパーのお惣菜を買ってきて、笑顔で食べる方がみんなハッピー。
もちろん、
忙しい毎日の中では思うようにいかない日もあります。
それでも、
「今日はみんな笑顔で過ごせたかな。」
そう振り返るだけで、
「やらなきゃ」に追われる毎日から少し気持ちが離れられるようになった気がします。
時間管理は、
予定をぎゅうぎゅうに詰め込むことではなく、
自分も家族も心地よく過ごせる毎日をつくること。
この本を読んで、
そんな時間の使い方を目指したいと思うようになりました。
👉時間の使い方を変える前に、まずは考え方を整えることが大切です。
【自分時間がない毎日を変える考え方】
暮らしをラクにするために、すぐ取り入れたい仕組み
ここまでお伝えしたのは、
この本を読んで私自身の考え方が変わったことでした。
でも、この本の魅力は、
考え方だけではありません。
「これなら今日からやってみようかな。」
そう思えるような、
暮らしに取り入れやすい工夫がたくさん紹介されています。
どれも特別なことではなく、
毎日の家事や時間の使い方を少し見直すだけで始められるものばかり。
ここでは、
私が「これはすぐに取り入れたい!」と感じた仕組みを2つご紹介します。
献立を考える負担を減らす仕組み

本書の中でも、
思わず「これやってみたい!」と思ったのが、
献立づくりの仕組みです。
鈴木さんは、
自分が作れるメニューをリスト化し、
さらに
- 肉(牛肉・ひき肉・豚肉・鶏肉)
- 魚介
- お豆腐
- 丼もの
- 茹で野菜の副菜
- 煮物
- 和えるだけ
- 焼き物
- 手間暇 揚げ物
- パスタ
- 鍋
といったカテゴリーに分けて管理していました。
あとは、その中から選ぶだけ。
毎日の献立決めが、
ぐっとラクになる方法です。
実は私にとって、
平日の献立づくりはなかなかのストレスでした。
仕事から帰ってぐったりしているのに、
休む間もなく夕食づくりに取りかからなければならない——。
そのうえで「今日、何作ろう?」と考える作業は、
料理そのものよりもしんどいと感じることがあります。
でも、メニューがリスト化されていれば、
「悩む」という工程がなくなります。
週末などは、
レストランのメニューを選ぶみたいに、
家族にリストの中から選んでもらうことだってできる。
そう考えると、
献立づくりが少し楽しくなりそうだなと感じました。
この方法は近いうちにぜひ取り入れてみたいと思っています。
「もっといい方法はない?」で暮らしを見直す
さらに本書の中で印象的だったのが、
毎日の暮らしの中で、
つねに
「これ、もっといい方法はない?」
と自分に問いかけてみる習慣です。
時間に追われていると、
ストレスを感じているのに、
いつものやり方のまま“惰性”で続けてしまいがち。
でも一度立ち止まって見直してみると、
意外な改善ポイントが見えてきます。
私の場合は、たとえば収納場所。
これまでパジャマは各自の部屋に置いていましたが、
脱衣所に置いたほうが導線がよさそうだな、とか。
子どもの上着も、
玄関先に脱ぎ捨てられて困っていましたが、
それならいっそ、
玄関近くにハンガーよりも簡単に片づけられるフックをつければ子供はやりやすいかもしれない。
こうして考えてみると、
「少し変えるだけ」でラクになるアイデアが次々と浮かんでくる感じがします。
大きな改革をしなくても、
この小さな積み重ねが、
暮らし全体をやさしく変えていくのだと感じました。
実際に、
「毎日バタバタするのは私の要領が悪いから」
と思っていたことも、
“仕組みが合っていないだけかもしれない”
という視点で見直せるようになりました。
すると、
「私がもっと頑張らなきゃ」ではなく、
「もっとラクに回る方法を探そう」と考えられるようになって、
気持ちがかなりラクになったんです。
これからは、
小さなストレスも「まあ、こんなものか」で終わらせず、
“もっとラクにできる余地”を探す視点を持ち続けたいと思いました。
👉 家族が自然と動ける仕組みづくりについては、こちらの記事が役立ちます。
【1日の時間を「見える化」して自分時間をつくる方法】
こんな人におすすめ
『私が変わる、家族が変わる時間術』は、
「もっと効率よく動く方法」を教えてくれる本ではありません。
一人で頑張り続ける毎日から抜け出し、
家族みんなで暮らしを整えていくための考え方を教えてくれる一冊です。
特に、こんな方におすすめします。
私自身、この本を読むまでは、
いかに効率よく家事をこなすか、ばかり意識していました。
そうすれば、時間の余裕は生まれるはずと信じていたからです。
でも、本当に必要だったのは、
私がもっと要領よく頑張ることではなく、
一人で抱え込まなくても暮らしが回る仕組みをつくることだったのです。
毎日を少しでもラクにしたい。
気持ちに余裕を持ちたい。
そんな気持ちを抱えている方に、
ぜひ読んでみてほしい一冊です。
まとめ|「頑張る私」から「家族で整える暮らし」へ
『私が変わる、家族が変わる時間術』は、
「もっと頑張る」ための本ではなく、
“仕組み”でラクに回る暮らしをつくるための本でした。
どれも特別なことではないけれど、
少しずつ取り入れていくことで、家族がチームとして動き始める
——そんなイメージがぐっとリアルになります。
私自身、
「私が全部やらなきゃ」と思い込みすぎていたところがあったなと感じました。
でも、
仕組みを整えて、家族と話し合いながら役割を分けることで、
そんな未来が見えてきた気がします。
忙しさに振り回される毎日から、
“チームで回す暮らし”へ。
頑張りすぎなくても時間は整えられる、
笑顔をバロメーターにした、やさしい時間術。
この本は、
そんな暮らしづくりの第一歩を、後押ししてくれる一冊でした。
👉 このままの毎日でいいのか不安に感じているなら、
一度立ち止まって全体を見直してみませんか?」
【主婦の時間管理完全ガイド】

