朝起きてから寝るまで、気づけばずっと「やること」に追われている。
ごはんの準備、洗濯、スーパーへの買い出し、そして仕事…。
一日が終わるころにはクタクタで、「今日も自分の時間はなかったな」とため息が出る。
そんな日々が続くと、
「私、最近なにか楽しみにしてたっけ?」と思う瞬間がありませんか?
本当は、特別なことをしなくても、少しの工夫で“自分を満たす時間”はつくれます。
やりたいことリストというと、
「旅行に行く」「資格を取る」など大きな目標を思い浮かべる人も多いけれど、
本当はもっと小さくてもいいんです。
たとえば…
そんな“ささやかなやりたいこと”を積み重ねるだけで、
毎日は驚くほど満たされていきます。
この記事では、そんな“幸せリスト”のようなやりたいことリストを作る3つのステップを紹介します。
忙しい主婦でも無理なく、自分の「やりたいこと」を叶えていけるヒントを見つけていきましょう。
幸せリストを作るメリット

毎日忙しく過ごしていると、
「自分は何をやりたいんだろう」と考える余裕すらなくなりがちです。
でも、紙やスマホに思いつくまま書き出してみると、意外な発見がいくつもあります。
ここでは、やりたいことリストを作ることで得られる3つのメリットを紹介します。
① 自分の「本音」に気づける
普段は「やらなきゃいけないこと」に追われていると、自分の本音は見えにくいもの。
やりたいことリストに書き出すと、頭の中でぼんやりしていた思いが形になり、
「あ、私はこういう時間がほしいんだ」と気づけます。
たとえば…
こうした小さな願いに気づくこと自体が、日常に“自分の時間”を意識的に作る第一歩になります。
② モチベーションが上がる
やりたいことが書き出されると、行動に移すハードルがぐっと下がります。
「やりたい」と思っているだけでは忘れてしまいがちなことも、文字にすることで意識に残り、
少しずつ実現していく喜びが生まれます。
こうした小さな行動でも、「やりたいことを叶えた」という達成感が積み重なり、日々の生活が少しずつ前向きになります。
③ 幸せを「感じ取る力」が育つ
リストを振り返ることで、すでに自分が叶えていることや、日常にある小さな幸せに気づくことができます。
「まだ叶っていないこと」ばかりに目を向けるのではなく、今ある幸せに目を向ける習慣も育てられます。
やりたいことリストは、未来の願いを書くツールであると同時に、今の自分の幸せを再発見するツールにもなるのです。
やりたいことリストは、単なる「夢リスト」ではなく、
- 自分の本音を知る
- 日常のモチベーションを高める
- 幸せを感じる力を育てる
という3つの効果があります。
小さなことでも書き出してみることで、毎日の生活がぐっと充実して感じられるようになります。
幸せリストの作り方【3ステップ】

やりたいことリストを作ってみたいけど、何から始めればいいの?」
そんな方に向けて、ここでは無理なく続けられる3つのステップを紹介します。
特別な準備は必要ありません。
紙とペン、またはスマホのメモがあればOKです。
STEP1:ジャンルを分けて考える
いきなり「やりたいこと」を思い浮かべようとすると、なかなか出てこないもの。
そこでおすすめなのが、3つのジャンルに分けて考える方法です。
🌈 すぐにできること
(例:紅茶をゆっくり飲む・好きな音楽を聴く)
🌈 少し頑張ればできること
(例:ネイルサロンに行く・1日だけ家事をお休みする)
🌈 いつか叶えたいこと
(例:家族で沖縄旅行に行く・家庭菜園を始める)
ジャンルを分けると、「今すぐできること」も見つかりやすくなり、
“書いて終わり”ではなく、日常の中で実践できるリストになります。
思いつかない人は、好きな食べ物や行きたい場所、欲しいものや自分の理想像なんかを思い浮かべると
どんどん夢があふれてくると思いますよ。
STEP2:思いつくままに書き出す
考えすぎずに、浮かんだことをどんどん書き出してみましょう。
「くだらないかも」「今は無理かも」と思うことも、気にせずOK。
大事なのは、“誰かに見せるリスト”ではなく、自分のためのリストにすることです。
あとで見返したときに、
「これは今も大事」「これはもう興味が薄れた」など、
自分の変化にも気づけるのが、このステップのいいところです。
STEP3:日常に少しずつ取り入れる
リストを作ったら、できそうなことをひとつだけ選んで、今日から試してみましょう。
「時間ができたらやる」ではなく、日常に小さく組み込むのがコツです。
小さな積み重ねが、「毎日が少しずつ満たされる習慣」になります。
そして、このやりたいことリストは、
忙しい日々の“隙間時間の幸せリスト”にもなります。
「今日はどれにしようかな?」と眺めるだけでもワクワクしたり、
短い時間でも自分のために何かを選ぶことで、気持ちがふっと軽くなるんです。
リストを“やらなきゃいけないこと”ではなく、
“自分を満たすためのメニュー表”のように使うのが続けるコツです
💡ミニアドバイス:リストは“完成”させなくてOK!
季節や気分によって、やりたいことはどんどん変わります。
思いついたら追記したり、叶ったら線を引いたりして、
“育てるリスト”として気軽にアップデートしていきましょう。
くじらら的・幸せリストの一部紹介

リストを作ってみると、「これも私の“やりたいこと”なんだ」と思えるものがたくさん出てきます。
特別なことではなく、どれも日常の中でできる小さな幸せばかり。
ここでは、実際に私「くじらら」が作っているやりたいことリストの中から、
ジャンル別にいくつか紹介します🌷
🌈 今すぐできる“小さな幸せリスト”
☞ “すぐにできること”は、隙間時間の幸せリスト。
「今日はどれにしようかな?」と選ぶのも、ちょっとした楽しみになります。
🌈 いつか叶えたい“死ぬまでにやりたいことリスト”
私はいつか叶えたい「死ぬまでにやりたいことリスト100」を作っています。
その中からお気に入りの3つをご紹介します。
👉 全リストはこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
『【公開】主婦の「死ぬまでにやりたいことリスト100」|大きな夢も小さな願いも叶えるヒント』
☞ “いつか叶えたいリスト”は、未来の自分の道しるべ。
見返すたびに、「このために今日をがんばろう」と思える存在になります。
続けるコツと注意点

コツ① 完璧を目指さない
一気に書こうとすると、途中で疲れてしまうことも。
思いついたときに少しずつ書き足すくらいの気持ちでOKです。
「今日は3つだけ」「週に1回だけ見直す」など、ゆるく続けるのが長続きのポイント。
コツ② リストを“眺める”時間をつくる
書いて終わりではなく、時々リストを眺めてみましょう。
「これ、もう叶ったな」「今の自分にはこっちが大事かも」など、
自分の“幸せの基準”が変化していくのを感じられます。
その変化こそ、日々を丁寧に生きている証です。
コツ③ 小さな一歩を積み重ねる
リストの中にある「すぐできること」は、今日から始められるものばかり。
たとえば“好きなフレーバーの紅茶を飲む”とか“10分だけ本を読む”。
叶えるたびに「できた!」という小さな達成感が増えていきます。
やがてそれが、自分を大切にする力に変わっていきますよ。
注意点:義務にならないようにする
「やらなきゃ」「叶えなきゃ」と感じると、せっかくのリストがプレッシャーに。
“幸せリスト”は「できたらうれしい」くらいの軽さで向き合うのがちょうどいいです。
完璧じゃなくていい、“今の自分”を楽しむためのリストにしましょう。
まとめ

やりたいことリストは、
未来の夢を書くだけでなく、「今を大切に生きるためのヒント」が詰まった地図のようなもの。
特に、日常の中でできる小さなことを積み重ねると、
毎日が少しずつ、心地よく整っていきます。
そして、それを叶えていくには“時間の使い方”も大切なポイント。
自分の時間をどう使うかで、リストの実現スピードも変わっていきます。
詳しくは、今井孝さんの著書『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』の書評記事でも紹介しています。
やりたいことリストで「自分の願い」を見つめて、時間の使い方を少し見直してみるだけで、
毎日は驚くほど豊かに変わっていきます。
今日の自分にできる小さな“幸せリスト”をひとつ選んで、
「今この瞬間」を楽しむきっかけにしてみてくださいね

