忙しいのに幸せそうな人、なぜ?
毎日バタバタしているのに、なぜかいつも笑顔で、心に余裕がある人っていますよね。
同じ24時間なのに、どうしてそんなに穏やかに過ごせるんだろう?
そんな疑問を解くヒントをくれるのが、今井孝さんの『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』です。
この本は「成功するための時間術」ではなく、「幸せに生きるための時間術」。
主婦として家事や育児に追われる日々の中でも、自分を満たす“2時間”の使い方を教えてくれます。
この記事では、主婦目線で読んで感じたポイントや、実際に生活に取り入れてみた変化をお伝えします。
本の概要と著者について

著者の今井孝さんは、起業家支援や自己実現のコーチングなどを行っている方。
これまで多くの人の「やりたいことを叶えるサポート」をされてきた経験から、
「幸せは時間の使い方で決まる」という考えにたどり着いたそうです。
本書で印象的なのは、「なぜ2時間なのか?」という点。
今井さんはこう言います。
「『いい一日だった』と感じるために、24時間すべてが素敵である必要はない」
たとえば、
- 友達とおしゃべりしながらランチした2時間が楽しかった
- 子どもから「おかあさんだいすき」と書かれた手紙をもらった
そんな“たった2時間”、時にはもっと短い「最高のひととき」があれば、
人は十分に「幸せな一日だった」と感じられる。
つまり、幸せな人生をつくるのに必要なのは「特別な日々」ではなく、
日常の中にある2時間の充実なんです。
忙しさに流されるのではなく、“自分の心が喜ぶ時間”をどう使うか。
その視点を教えてくれるのが、この本の魅力です。
印象に残った3つのポイント

① 無駄なことをまず省く
今井さんは、「忙しいのに満たされない人」は、実は“つまらないこと”に時間を奪われていると言います。
その原因となるのが、「人生をつまらなくしてしまう5つの考え方」。
- 安心を求めすぎる
- お金がないと何もできないと思っている
- 「やりたいこと」が大事すぎて温存している
- たくさんやった方が充実すると思っている
- 他人の目を気にしすぎている
この部分、私は読んでいてかなりグサッときました。
「これ、私のことかも…」と思う項目がいくつもあって。
つい“安心”や“他人の目”を優先してしまい、自分の時間を後回しにしていたことに気づかされました。
本当に大切なのは、「無駄なことを省いて素敵な時間を増やすこと」。
考え方を正して、無駄な時間を手放せば、自分の中に“幸せな2時間”をつくる余白が生まれるんだなと感じました。
👉関連記事:主婦は時間がない!やらないことリストで自分時間をつくる方法
② 自分が幸せだと感じられることのリストを作る
人によって「いい時間」の定義は違います。
自分がどんなときに幸せを感じるのかを書き出してみると、
「あれ?私、こんなことで幸せを感じてたんだ」と驚くことがあります。
自分のことなのに、意外と“何が自分を幸せにしてくれるのか”って知らないものですね。
私もこの本を読んで、「幸せを感じる瞬間」をリストにしてみようと思いました。
たとえば、
そんなふうにリストを“幸せのストック”として持っておけば、
隙間時間や休日に少しずつ楽しめて、「2時間の使い方」で幸せを感じやすくなります。
👉 この“幸せリストの作り方”については、別の記事でくわしく紹介する予定です。
③ 意識的に喜ぶ努力をする
幸せは「起こるもの」ではなく、「感じ取るもの」。
小さなことでも「うれしい」「ありがたい」と意識して喜ぶ習慣が、充実した一日をつくります。
たとえ失敗しても、「失敗は挑戦している人の特権」ととらえれば、自分を責めずに前向きになれます。
主婦の私が実践してみて感じたこと

幸せは「起こるもの」ではなく、「感じ取るもの」。
小さなことでも「うれしい」「ありがたい」と意識して喜ぶ習慣が、充実した一日をつくります。
ここを読んで、「これが私に足りなかったのかー!」とハッとしました。
喜びを敏感に感じられれば、一日の中には本当はたくさんの“うれしい瞬間”があるんですよね。
たとえば、朝ごはんの目玉焼きがうまく半熟で焼けたとか、
子どもが私の似顔絵を描いてきてくれたりとか。
そうした小さな喜びを意識して受け取ることで、
今よりもっと「幸せだな」と感じる時間が増えるんだなと気づきました。
たとえ失敗しても、「失敗は挑戦している人の特権」ととらえれば、
自分を責めずに前向きになれる。
“感じ取る力”があれば、どんな日にも小さな幸せを見つけられるんですね。
こんな人におすすめ

- 忙しくて自分の時間がなかなか取れない人
- 毎日をもっと充実させたいと感じている人
- 小さなことでも幸せを実感できる習慣を身につけたい人
- 「やりたいことはあるけど、後回しになってしまう」と思っている人
- 自分の時間や考え方を見直して、もっと楽に生きたい人
本書は、特別な努力や長時間の時間管理を必要とするわけではありません。
忙しい毎日の中でも、“たった2時間”を自分のために意識して使うことで、
日常の中に小さな幸せを増やせることを教えてくれます。
まとめ:幸せな人は、時間の使い方で人生を変えている

『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』は、
忙しい毎日の中でも“自分の幸せを意識して時間を使うこと”の大切さを教えてくれる一冊です。
たった2時間でも、自分が心から喜べる時間を意識して作ることで、
毎日の満足感や幸せをぐっと実感できるようになります。
忙しい主婦でも、少し意識を変えるだけで、自分の人生をもっと豊かにできる。
まずは今日の2時間、自分が心地よく過ごせる時間をつくることから始めてみませんか。
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👉次に読みたい:『モーニングメソッド』実践レビューと体験談
👉朝活関連記事はこちら:忙しい主婦でもできる!朝活で自分時間をつくる方法と続けるコツ

